本記事では抗真菌剤であるクリスタチンについてまとめていきます。クリスタチンの有効成分はナイスタチンで、膣口に直接挿入するタイプの外用薬になります。性器カンジタ症に対する治療効果があります。
カンジタ症の治療薬としては、ニゾラール(ケトコナゾール)やエンペシド(クロトリマゾール)が知られています。これらの薬で思ったような効果が得られなかった場合に、クリスタチンの使用をおすすめします。
膣座薬であるクリスタチンは、慣れるまでは適切に挿入するのが難しくなっています。事前にネットなどで膣座薬の正しい使用方法などを調べておき、クリスタチンを適切に使えるようにしましょう。
使い方さえ間違わなければ、外用薬であるクリスタチンは副作用のリスクも低く安全に使うことができる抗真菌剤です。海外通販サイトでの在庫が少なくなっているので、興味ある方は早めのまとめ買いをおすすめします。
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目次
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)とは?
クリスタチンは有効成分ナイスタチンを配合した膣座薬です。口からではなく、膣口から入れるタイプの医薬品ということですね。カンジタ症の治療に効果があります。
クリスタチンはナイスタチンを配合する海外製の医薬品であり、1錠あたり150円程度と安価に購入することが出来ます。日本国内での流通はなく、海外通販サイトからの個人輸入を使う必要があります。
クリスタチンおよびその有効成分であるナイスタチンは、そこまで知名度が高い抗真菌薬ではありません。カンジタの治療効果がある抗真菌薬は他にもあります。エンペシドクリームやイトリゾールが有名ですね。
しかし、医薬品には相性があります。上記のような抗真菌薬で効果が体感できなかったら、クリスタチンを使ってみるのもひとつの手かと思います。
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)の効果
繰り返しになりますが、クリスタチンの有効成分はナイスタチンです。ナイスタチンは、ポリエンマクロライド系というタイプの抗生物質になります。
このポリエンマクロライド系の抗生物質の特徴は、内服しても体内に吸収されにくいということです。そのため、クリスタチンは内服薬ではなく膣座薬という形で販売されています。
他の抗真菌薬と違い、適応症は性器カンジタ症のみとなっています。膣口から挿入されたナイスタチンは、女性器内で異常繁殖してしまっているカンジタの細胞膜の働きを阻害する効果があります。
この結果、カンジタ菌はそれ以上の細胞分裂が出来なくなってしまいます。増殖が出来なくなってしまい死滅していくということですね。膣錠ということもあり、カンジタ治療効果の即効性も期待することが出来るようです。
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)の特徴
ナイスタチンの膣座薬であるクリスタチンの特徴としては、最近ではあまり病院では処方されることのない医薬品だということです。前述したように、ナイスタチンは決してカンジタ症の第一選択薬ではありません。
より使い勝手の良い抗真菌薬が開発されてからは、そちらが主流となっています。このあまり使っている人がいないというのはクリスタチンの強みです。
なぜなら、有効成分ナイスタチンに抗体をもっているカンジタ菌は少ないと考えられるからです。今現在、あまり使う人がいないということは、真菌の側もナイスタチンに耐性を持ちづらいということです。
そのため、他の真菌に耐性を持っており抗真菌効果が聞きづらくなってしまっている場合でも、ナイスタチンならば効く可能性があるということです。
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ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)の副作用
繰り返しますが、クリスタチンおよび有効成分のナイスタチンは、他の薬効成分と比べると、非常に体内に吸収されにくい成分です。そのため、副作用のリスクは非常に低くなっています。
また、膣座薬は外用薬であるために有効成分が体内に直接入り込んでいくこともありません。そのため、内服薬タイプの抗真菌にあるような胃腸症状の副作用はほとんどありません。
クリスタチンは、用法用量をきちんと守ることによって、安全に使うことのできる抗真菌薬ということです。
しかし、とはいえ医療用医薬品として国に認可されている以上、クリスタチンおよび有効成分ナイスタチンに副作用のリスクがゼロなわけではありません。
女性器周辺の発疹やかゆみ刺激感、発赤などが副作用として発症する可能性があります。基本的には問題ありませんが、この点理解しておきましょう。
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)の使い方
クリスタチンの使い方としては、1日1回1錠となります。通常の場合、14日間ほど継続使用することになります。ただし、治りが悪いなどのカンジタ症の状態によっては、この使用期間は延長されることがあります。
この判断は素人には難しいものです。もし、クリスタチンの使い方に不安や疑問がある場合は、専門医に相談をするようにしましょう。
膣座薬は、慣れるまでは、なかなかきちんと入れることが難しいものです。使い方・入れ方が間違っていると、ナイスタチン膣座薬はその抗カンジタ菌効果を十分に発揮することは出来ません。
膣座薬を入れるタイミング、入れ方のコツ、入れるときの姿勢などの基本的な情報に関しては、事前に把握しておくようにしましょう。詳しくは、次の項にてまとめます。
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)を使う上での注意点
クリスタチンは外用薬であるために、内服薬のような併用注意薬などはありません。しかし、使用するにあたって、いくつか注意するべきポイントはあります。
まずは、クリスタチンを使用した時は、コンドームとの接触は避ける必要があります。これは、これは膣座薬の油脂成分によって、コンドームが劣化・破損する可能性があるためです。
また、繰り返しになってしまいますが、膣座薬を使う時は手順を守って適切に膣口に入れる必要があります。上手く入れることが出来ない場合は、膣座薬挿入用の潤滑ゼリーも販売されています。それを使ってみるのも良いでしょう。
膣座薬を入れるコツとしては、自分にとって入れやすい姿勢をみつけることが大事になります。一般的な膣座薬を入れる姿勢としては、次のようなものがあります。
- 両膝を曲げた前傾姿勢
- 浅く椅子に座る
- 椅子に片足を乗せる
- 布団で仰向けに寝る
また、手と膣口を軽く水で濡らすことも入れやすさの向上に効果があります。膣座薬を使うベストなタイミングとしては就寝前とされています。これは、入れた後にすぐ横になったほうが薬の脱落が起きづらくなるためです。
ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)の体験談
クリスタチンを購入するためには、海外通販サイトから個人輸入をする必要があります。この海外通販は慣れるととても便利なネットショッピングとなります。
しかし、初めて利用する人にとっては、なかなかにハードルが高いのもまた事実です。海外通販という仕組みに対して、不安や疑問を抱いている方も多いことでしょう。なかなか購入する決断が出来ないでいるはずです。
このような場合には、ネット上に掲載されている体験談を読むようにしましょう。自分と同じ体験をしている人の意見は、何よりも共感でき役に立つものだと思います。
以下にも、ネット上でシェアされていたクリスタチンの体験談を抜粋して引用します。海外通販に足して苦手意識がある人は、ぜひともチェックしてみて下さいね。
28歳女性
私は体質的にカンジタになりやすいみたいです。いわゆる身体の抵抗が弱い状態になると、すぐに女性器およびその周辺にカンジタが発症してしまいます。最初は、律儀にいちいち病院に行っていました。
簡単な検査をし、薬を処方してもらうというだけでした。しかし、待ち時間含めると病院は結構な時間のロスになってしまいました。普通に社会人をしている私にとっては、この時間の無駄はキツいものがあります。
そんな私が見つけたのがクリスタチンです。ネットサーフィンをしていて偶然にみつけました。膣座薬というのは初めてでしたが、何事も経験ということで使ってみることにしました。
膣座薬の挿入になれるのには時間がちょっとかかりましたが、今では問題なく入れることができています。膣座薬であるクリスタチンは扱い方に慣れれば、自分の大きな味方になってくれるものだと思います。
まとめ: ナイスタチン膣座薬(クリスタチン)でカンジタ治療
クリスタチンはカンジタ治療に効果のある膣座薬です。有効成分はナイスタチンになります。膣口から挿入するタイプの外用薬になります。主に性器カンジタの治療に使われます。
外用薬であり副作用のリスクも少ないため、用法用量をきちんと守ることにより安全にカンジタを治すことができます。他の抗真菌剤でのカンジタ治療で思ったような成果がでなかった方はクリスタチンを試してみることをおすすめします。
クリスタチンは海外製の医薬品になります。そのため、日本国内では流通していません。クリスタチンを手に入れるためには、海外通販サイトを利用し個人輸入をする必要があります。
カンジタ治療の主流の医薬品ではないために、市場に流通している量も少なくなっているようです。海外通販サイトでも在庫切れであることが多くなっています。興味がある方は、在庫があるうちにまとめ買いをすることをおすすめします。
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