本記事では、女性のクラミジアについてまとめていきます。非常に患者数の多い性感染症でありながら、初期段階においては自覚症状が少ないのがクラミジアの特徴です。
しかし、クラミジアの症状は放置して良いものではありません。感染に気づいたら、出来るだけの早く治療を行う必要があります。
女性の場合、クラミジアを放置し症状が進行していくと、避妊などにつながる可能性があります。おりものの異常や女性器のかゆみなど、何らかのクラミジアの兆候に気づいたら、すぐに性病検査を受けるようにしましょう。
クラミジアは、ジスロマックなどの抗生物質を服用することによって、確実に治療することが出来ます。
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目次
クラミジアかも?発症時の特徴
クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスという細菌に感染することで発症する性感染症です。日本おいては、もっともメジャーな感染症のひとつとなります。
そのため、クラミジアの感染者数は、日本国内だけでも100万人以上というデータがあります。クラミジアの厄介な点としては、いざクラミジア・トラコマティスに感染したとしても、自覚症状がほとんどないことです。
女性の場合、クラミジア感染者全体の75%にあたる人には、クラミジアの感染に気づいていないとされています。無症状か症状があっても軽いものであるために、放置してしまっているということですね。
これがクラミジアの感染拡大の原因となっています。女性のクラミジアの初期症状は、おりものの異常や排尿痛、女性器のかゆみなどです。これら女性のクラミジアの初期症状を見逃さないようにしましょう。
女性のクラミジアの症状
女性がクラミジアに感染した場合の症状としては、次のようなものがあります。
- 女性器周辺のかゆみ
- おりものの異常(増加や異臭、色が濃くなるなど)
- 排尿痛や性交痛
- 不正出血
これらの症状は、クラミジア・トラコマティスという細菌に感染してから、7~21日間の潜伏期間を経て、徐々に発症していくものです。これらの症状は淋病の症状とも似通っているので、注意が必要です。
多くの女性が「もしかしてクラミジアかも」と気づくようになるのは、おりものの異常に気づいたタイミングというのが多いようです。おりものとは、細菌やウィルスなどが子宮に侵入するのを防ぐために分泌されるものです。
おりものが増えたり、臭うようになるのは、クラミジア・トラコマティスを含め、何らかの細菌に感染している可能性が高いということですね。
女性のクラミジアの感染経路
言うまでもなく、クラミジアは、性感染症です。セックスによる粘膜接触が、主要な感染経路となります。クラミジアの原因菌は、粘膜のなかでしか生存できません。そのため、空気感染などの心配はありません。
パートナーがクラミジアに感染していた場合、セックス後の感染率は50%を超えるとされています。非常に感染力の強い性感染症であると言えるでしょう。
注意しなければいけないのは、クラミジアは、ノーマルなセックス以外でも感染することがあるということです。具体的には、以下のような性行為があげられます。
- ディープキス
- オーラルセックス
- アナルセックス
ディープキスやオーラルセックスでは、咽頭クラミジアという喉奥のクラミジア感染症になることもあります。パートナーがクラミジアに感染していた場合には、自分の感染も疑うことが大事です。
女性のクラミジアの症状が進行すると
初期段階のクラミジアは、女性器周辺に細菌が感染することになります。この状態のまま治療をせずに放置をしておくと、クラミジアの原因菌は、女性の身体のより奥にまで侵入していくことになります。
原因菌が子宮や腹膜、肝皮膜にまで到達すると、次のような症状を発症することになります。
- 子宮頸管炎
- 子宮内膜炎
- 骨盤腹膜炎
- 骨盤内炎症性疾患
- 肝周囲炎
子宮や腹膜が炎症になってしまっている状態ですね。こうなってしまうと、症状も重いものになってきます。
- 黄色や黄緑色のきつい臭いのおりもの
- ひどい不正出血
- 炎症部位が刺激されることによる性交痛
- ひどい下腹部の痛み
- 発熱や悪寒
- 嘔吐
さらには、子宮周辺の炎症が悪化してしまうと、不妊の原因となることもあります。クラミジアは、決して放置していい感染症ではないということですね。
女性のクラミジアの治療方法
クラミジア感染症の治療には、抗生物質が効果的とされています。クラミジア感染症の治療に用いる抗生物質として代表的なものは、次の通りです。
- ジスロマック
- クラリシッド
- ビブラマイシン
- ミノマイシン
クリニックでのクラミジアの治療に関しては、保険証を提出することにより、健康保険を適用させることが可能となります。
ただし、保険証を通知すると、医療費の通知によって、会社や家族にバレる危険性がゼロではないことを覚えておきましょう。
どうしても内密にクラミジアを治療したいという場合は、保険証を提出せずに自費診療でクリニックを訪れるか、海外通販サイトからジスロマックなどの抗生物質を通販するかで対処することが出来ます。
いずれにしても、早期の治療が大事ということに変わりはありません。
女性のクラミジアで気をつけるべき事
クラミジア感染症の治療にあたって大事なことは、パートナーと一緒に治療を行うということです。前述のように、クラミジアは非常に感染力の強い性病です。
そのため、自分にクラミジアの疑いがある時には、ほぼ確実にパートナーもクラミジアであると考えて良いでしょう。いくら自分だけクラミジアを治療しても、パートナーがクラミジアのままでは、何の意味もありません。
せっかくクラミジアを治しても、パートナーから再びクラミジアをもらってしまうというピンポン感染になることもあります。なので、クラミジアの治療にあたっては、パートナーの協力が不可欠となります。
パートナーとしっかりと話し合い、一緒に治療を行っていくことが大切になります。また、当然のことですが、クラミジアの感染に気づいたら、完治を確認するまでは、性行為をすることを控えましょう。
まとめ:クラミジアは感染力の高い性病
クラミジアは、日本でもっとも感染者が多い性感染症になります。その理由としては、次のようなものがあります。
- いざクラミジアに感染しても自覚症状が少ない(クラミジア感染に気づくことが出来ない)
- クラミジア感染者がセックスをすることで、50%以上という高確率でパートナーにうつしてしまう
このような状況にあるために、クラミジアの感染に気づいたら、すぐに治療をしていくことが大事になります。
クラミジアの治療は、ジスロマックなどの抗生物質を服用することで行っていきます。クリニックへ行けば、保険適用のもと安価に抗生物質を処方してもらうことが出来ます。
また、海外通販サイトなどから個人輸入をすることにより、家にいながらにして抗生物質を手にすることが出来ます。いずれの方法にしても大事なことは、パートナーと一緒に早急にクラミジアの治療を行っていくことです。
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