梅毒は、近年、患者数が増加傾向にある性感染症です。過去5年間で、患者数は5倍以上になっています。年間で5,000人以上の人がクリニックにて梅毒と診断されています。この梅毒の流行は、特に若い女性の間で広まっているものです。
「梅毒なんてセックスにだらしない人がなるものだろ」
「固定のパートナーしかいない私が梅毒になるわけがない」
このように思われている方も多くいるかと思います。しかし、その認識は改める必要があります。梅毒は、決して他人事にしてよい性感染症ではありません。
しっかりと知識を身につけ、いざという時に適切な対処が出来るようになる必要があります。以下、女性の梅毒について、事前に知っておくべき情報をまとめていきます。
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目次
梅毒かも?発症時の特徴
梅毒の初期症状としては、性器周辺に発症するしこりがあります。大きさとしては、5mmから10mmぐらいであることが多いようです。女性の場合は、このしこりは、大小陰唇や子宮頸部に発症する傾向にあります。
このしこりは、放置をしていると、徐々に大きく硬くなっていきます。その状態が続くと、しこりに穴が開き、潰瘍となります。この状態ではそこまで痛みはありません。
この初期症状のしこり及び潰瘍は、多くの場合において、2~3週間ほどでおさまってしまいます。注意しなくてはいけないのは、この初期症状がおさまったからといって、梅毒が自然治癒してというわけではないということです。
症状が進行するにあたって、一時的に無症状となっているだけです。しばらくすると、以下にまとめていくような、梅毒の中期症状が発症することになります。
女性の梅毒の症状
上記の初期症状がおさまると、3ヶ月ほどの間は、特に何も身体に変化は起きません。いわゆる潜伏期間ですね。この期間が終わると、梅毒の本格的な症状が発症することになります。以下のような、初期症状よりもより激しく深刻な症状となります。
- 発疹
- 乾癬
- バラ疹(斑点)
- イボ
- 腫れや発赤
- 脱毛
このように、さまざまな種類の症状が発症することになります。発症頻度の高いものとしては、発疹と乾癬ですね。それぞれ、以下のように呼ばれます。
- 丘疹性梅毒疹
- 梅毒性乾癬
丘疹性梅毒疹は、5mmから10mmぐらいの赤っぽいブツブツです。梅毒性乾癬は、手のひらや足の裏などの角質が剥がれてしまうというものです。これらの症状は、性器周辺に限ったものではなく、手足など全身に発症するので、注意が必要となります。
女性の梅毒の感染経路
梅毒は、性感染症です。つまり、梅毒を発症している人とセックスをすることによって感染するということですね。気をつけなくてはいけないのは、通常のセックス以外からも感染する可能性があるということです。
- オーラルセックス
- アナルセックス
- ペッティング
なので、もしパートナーが梅毒に感染しているならば、あらゆる性行為は禁止するようにしましょう。
また、セックス以外でも、梅毒感染者が使用したばかりの湿ったタオルなども感染源となることがあります。梅毒の原因菌である梅毒トレポネ−マは、乾燥に弱い菌です。
そのため、梅毒感染者が使用したタオルでも、洗濯して乾かした状態ならば問題はありません。タオルの他にも、スポンジやカミソリなどを梅毒感染者と共有している場合には、注意が必要となります。
女性の梅毒の症状が進行すると
梅毒の症状がさらに進行していくと、ゴム腫と呼ばれるような硬い腫瘍が身体中に発症するようになります。この腫瘍は、名前の通り、ゴム状の弾力があるものです。
この腫瘍が、身体の表面、肝臓や睾丸、大動脈周辺など、ありとあらゆる箇所に発症することになります。この腫瘍は、どんどん大きくなっていき、5cm~6cmほどにまでなることもあるようです。
このゴム腫の状態が続くと、脳や神経までもが梅毒の原因菌によって侵されるようになってしまいます。その結果、精神疾患につながることもあります。認知症や意識障害のような状態になってしまうということですね。
また、神経系にも感染はおよび、手足の麻痺なども発症することがあります。この悪化した梅毒の状態は、最終的に死に至ることとなります。
女性の梅毒の治療方法
「梅毒が悪化すると、死に至ることもある」
このように聞くと、不安になる方もいるかもしれません。しかし、このようなレベルまで梅毒が悪化することは、現在ではほぼありません。
現在においては、梅毒に対する治療方法が確立されているために、梅毒の症状が悪化する前に対処することが出来ます。大事なのは、早めに治療を始めることです。
梅毒の治療方法は、抗生物質の内服になります。梅毒治療に効果のある抗生物質としては、ペニシリンがよく使用されます。また、ペニシリンにアレルギーがある方の場合は、塩酸ミノサイクリンやドキシサイクリンが用いられることがあります。
これらの抗生物質は、基本的には、クリニックでの処方となります。もし、クリニックに行く暇がない場合は、海外医薬品通販サイトから個人輸入をしましょう。
女性の梅毒で気をつけるべき事
近年、日本で増えている梅毒患者は、若い女性が多くなっています。中国をはじめとする外国人観光客が、日本の性風俗店を利用することによって、日本人への感染が増えているとのことです。
女性の梅毒において大事なことは、女性が梅毒に感染したまま妊娠をしてしまうと、その梅毒が胎児にも感染してしまう可能性があるということです。その結果、胎児は先天性梅毒となってしまいます。
このような状況を避けるためにも、大事なことは早め早めに梅毒に対処をするということです。この記事で挙げたような症状に心当たりがある場合には、すぐに梅毒の検査を受けましょう。
梅毒の検査は、保健所や医療機関で受けることが出来ます。多くの保健所では、梅毒検査を無料で実施しています。早めに自分の梅毒に気づき、早めに抗生物質での治療を開始するようにしましょう。
まとめ:若い女性に急増している梅毒に注意!
近年、若い世代の日本人女性の間にて、性感染症である梅毒が大流行しています。ここ5年ほどで、その患者数は5~6倍にも跳ね上がっています。
「不特定多数とセックスしているわけじゃないし…」
「梅毒なんて性に奔放な人がなる病気でしょ…」
このように梅毒を他人事のように考えている人は、要注意です。現代日本を生きる女性ならば、誰にでも梅毒に感染する可能性があるということを理解しましょう。
大事なのは、早期に発見し、早期に治療を開始することです。初期段階の梅毒ならば、ペニシリン系の抗生物質を1ヶ月ほども服用していれば、確実に治療することができます。
抗生物質は、海外医薬品通販サイトを利用すれば、ネットショッピング感覚で入手することが出来ます。自身の梅毒に気がついたら、すぐにペニシリンを入手し、早急に服用治療を開始するようにしましょう。
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