本記事では、男性の梅毒についてまとめていきます。梅毒は、最近になって比較的若い世代の男女の間で流行しつつある性感染症です。
2010年以降に患者数は、5倍以上になっています。一説によると、性風俗店を中心に梅毒は蔓延しつつあるようです。現代を生きる私たちにとって、梅毒は決して他人事ではないということですね。
梅毒は、ペニシリンなどの抗生物質を服用し続けることによって、確実に完治させることができます。治療を開始するのは、早ければ早いに越したことにはありません。
出来るだけ初期症状の段階で梅毒の感染に気付き、投薬治療を行うことが推奨されます。初期段階の梅毒はなかなか気づきづらいものです。しかし、本記事のまとめなどを参考にしつつ、梅毒を早期発見できるようにしましょう。
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目次
梅毒かも?発症時の特徴
梅毒は、最近になって流行傾向にある性感染症です。2011年以降になって、梅毒の患者数は、男女ともに増加傾向にあります。
現代におけるメジャーな性感染症のひとつであると言えるでしょう。そんな梅毒の男性における初期症状としては、次のようなものがあります。
- 感染部位にあらわれる硬いしこり
- 鼠径部のリンバ節の膨張
これらの初期症状は、2~3週間ほど発症が続きます。
これらの初期症状は、痛みをともなわないものです。なので、この段階では梅毒に気づかず、症状を放置してしまっている人も多いようですね。実際、この初期症状は2~3週間もすると消え去ってしまいます。
しかし、注意しなければいけないのは、初期症状が消えたからといって、梅毒が自然治癒したというわけではないということです。しばらくすると、後述する中期症状が発症することになります。
男性の梅毒の症状
多くの人が梅毒に気づくのは、初期症状が終わった後の中期症状の段階です。医学的には、第2期梅毒とよばれる症状のことですね。梅毒の中期症状としては、次のようなものがあります。
- 赤茶色い湿疹
- 手のひらや足の裏の乾癬
- バラ疹(1~2cmほどの斑点)
- 陰部や肛門のイボ
- 扁桃腺の腫れや発赤
- 10円ハゲなどの脱毛症状
- 膿をともなう湿疹
これらの症状は、初期症状が消えた後、だいたい3ヵ月後ぐらいから発症するようになります。初期症状から中期症状にいたるまでの潜伏期間が長くあるということですね。
この潜伏期間の長さゆえに、梅毒の感染に気づくのが遅れる場合が多々あります。その結果として、冒頭で述べたように、近年になっての梅毒は感染拡大してしまっているとのことです。
男性の梅毒の感染経路
梅毒の感染経路として主たるものは、セックスです。いわゆるノーマルなセックスはもちろんのこと、オーラルセックスやアナルセックスでも感染する可能性があります。
また、口やその周辺に梅毒の症状が出てしまっている場合は、キスによっても感染してしまいます。梅毒の感染力は、他の性感染症と比べても、非常に高くなっています。
パートナーが梅毒に感染している場合、1回のセックスで梅毒がうつる確率は、15%~30%といわれています。コンドームを着用することで、この確率を下げることは可能ですが、それでもゼロにすることは出来ません。
ペッティングをした際、手についた体液から感染するなんてこともあるようです。念のため、梅毒に感染した場合は、タオルやコップ、箸などを他者と共有することは、避けるようにしましょう。
男性の梅毒の症状がが進行すると
多くの梅毒患者の方は、上記の中期症状の段階で治療を受けることになります。適切な治療を受けることで、梅毒は完治させることが可能です。そのため、現代においては、ほとんどの梅毒が中期症状のままでおわることになります。
しかし、もし仮に中期症状においても治療を放棄し、症状を放置してしまった場合、梅毒の症状はどんどん悪化していくことになります。
中期症状のまま梅毒を放置し、3年ぐらいの月日が過ぎると、第3期梅毒(末期症状)にいたります。この段階での梅毒の症状としては、次のようなものがあります。
- 結節性梅毒とよばれる固いしこり
- ゴム腫とよばれる腫れ
- 神経障害や進行性麻痺
この段階になると、脳や中枢神経にまで梅毒の病原菌が侵入してしまいます。医学が進んだ現代ではほとんどないですが、昔はこの梅毒の症状によって死に至る人も多くいたようです。
男性の梅毒の治療方法
梅毒の治療は、抗生物質の服用によって行います。前述のように、過去には人を死に至らしめる存在だった梅毒も、現代では確実な治療が可能な性病となっています。
梅毒治療に使用される抗生物質として代表的なものは、ペニシリンです。アレルギーなどでペニシリンが飲めない場合は、ミノサイクリンやドキシサイクリンが使われます。
治療期間は、梅毒の症状の程度によって変わってきます。当然ですが、症状が軽ければ軽いほど、治療をするのが早ければ早いほどに、治療期間は短くなります。
具体的な投薬期間の目安は次の通りです。
- 初期症状(第1梅毒期):2~4週間
- 中期症状(第2期梅毒):4~8週間
- 末期症状(第3期梅毒):8~12週間
症状が分かりづらい梅毒ですが、治療のしやすさという観点からも、早期発見に越したことはありません。
男性の梅毒で気をつけるべき事
梅毒の治療にあたって注意するべきことは、クリニックで梅毒の診察・治療をしてもらう場合、自費診療のクリニックと保険診療のクリニックがあるということです。自費診療の場合は、だいたい20,000円弱の出費が必要になります。
一方の、保険診療の場合は3割負担になるので、価格は6,000円程度で抑えることができます。なので、少しでもクリニックに払うお金を安くしたいという人は、梅毒の保険診療をやってくれるクリニックを選ぶ必要があります。
ただ気を付けなくてはいけないことは、保険診療の場合は、梅毒の診察を受けたということが、家族や会社にバレる可能性があります。
「会社やパートナーに隠れて梅毒の治療のを行いたい」
そのような思いがある人は、ちょっと無理をしてでも自由診療を受けましょう。保険証の提出もなく、あなたは誰にも知らずに梅毒の治療を進めていくことが出来ます。
まとめ:梅毒は早期治療が大事
梅毒は、現代社会で感染が拡大中である性感染症のひとつです。他の性感染症と比べても、感染力が強くなっています。
梅毒となった後も治療を行わないで放置していると、最悪の場合、梅毒が原因となって人が死んでしまうなんてこともあります。そんなことが起こらないように、出来るだけ早い段階での治療が大事になります。
梅毒の治療は難しいことはありません。クリニックで検査と薬の処方を受けるという方法もあります。また、自宅で検査キットと個人輸入した抗生物質で治療をするという方法もあります。
梅毒は若い世代の男女の間で流行している性感染症です。
「梅毒に似た症状が発症した」
「パートナーが梅毒にかかっていた」
このような場合は、すぐに検査・治療を行うようにしましょう。
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