本記事では、男性の性器クラミジア感染症についてまとめていきます。クラミジア感染症の特徴は、数ある性感染症の中でも、もっとも感染者数が多いということです。
オーラルを含むセックスによって、若い世代を中心に広く感染が拡大しています。クラミジアの感染に気づいたら、すぐにジスロマックなどの抗生物質による治療を開始する必要があります。
男性の性器クラミジアの症状としては、尿道炎がメインとなります。排尿時のいたみやかゆみなどの症状を発症します。これら性器クラミジアの症状は、そこまでひどいものではありません。
しかし、クラミジア感染症は自然治癒するものではないので、きちんと抗生物質で直す必要のあるものです。
排尿時のペニスの違和感に気づいたら、とりあえずクラミジアを含む性感染症の検査を受けるようにしましょう。
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目次
クラミジアかも?男性のクラミジアの発症時の特徴
男性の性器クラミジアの初期症状としては、尿道炎があります。この尿道炎は、クラミジアに感染してから、だいたい10日後ぐらいに発症します。
尿道炎の症状は、具体的には、排尿時の痛みですね。性器クラミジアに感染した男性の多くは、おしっこをするときの痛みで感染に気付きます。
淋病などの感染症では、排尿時の痛みの他にペニスからの膿の分泌があります。しかし、クラミジアの場合は、多少は膿の分泌があるものの、淋病などよりは少量になります。
そのため、膿に気づかない場合も多く、膿によるクラミジアの発覚はあまりないようです。
男性の性器クラミジアは、他の性感染症と比較すると、そこまで重い症状に悩まされることはありません。
そのため、感染した人の約半数程度のひとはクラミジアに気づかないままでいるとのことです。クラミジアの放置は感染拡大につながります。なので、軽度の初期症状を見逃さないようにしましょう。
男性のクラミジアの症状
クラミジアの症状は、初期症状の尿道炎が悪化したものになります。クラミジア性尿道炎とよばれる症状ですね。
クラミジアが引き起こす尿道炎の具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
- ペニスからのサラサラとした膿
- 排尿時の痛みやかゆみ
- 残尿感や頻尿
この中でも多いのは、排尿時の痛みやかゆみになります。おしっこの時の違和感が強くなり、クリニックを訪れる男性が多いとのことです。
また、前述のように、男性の性器クラミジアは、あまりひどい症状にはなりません。個人差はもちろんありますが、感染したことに全く気づかない場合も多くあります。
パートナーの女性の性器クラミジアが発覚して、念の為自分も性病検査をしてみたら、同じくクラミジアに感染していた。
このように、検査してみるまで、症状の自覚症状がないことも多々あります。
男性のクラミジアの感染経路
性器クラミジアに関しては、感染経路はセックスのみとなります。ペニスと膣内の粘膜が接触することによ感染ですね。
空気感染や間接キスなどによって、クラミジアに感染してしまうことはありません。なので、クラミジアに感染した人の近くで日常生活を送っていても、感染する心配はありません。
セックスによるクラミジアの感染率は、だいたい50%とされています。かなりの高い確率になりますね。
この感染率の高さゆえに、クラミジアの患者数は、他の性感染症の患者数よりも圧倒的に多くなっています。具体的には、淋病の2.5倍、性器ヘルペスの3.1倍、コンジローマの約5倍となっています。
女性が咽頭クラミジアに感染している場合は、オーラルセックスによって男性のペニスへと感染が拡大することがあります。
このため、1日に大量の男性とオーラルセックスをおこなうピンサロなどの風俗店で、クラミジアの感染が拡大してしまっています。
男性のクラミジアの症状が進行すると
男性の性器クラミジアが進行すると、症状が前立腺や睾丸にまで拡大していきます。尿道から原因菌であるクラミジア・トラコマティスが侵入し、どんどん身体の奥にまで入り込んでいく感じですね。
前立腺にでクラミジア・トラコマティスが増殖すると、前立腺炎になります。前立腺には痛みを感じる神経があまりありません。そのため、前立腺炎は自覚症状がないことがほとんどのようです。
前立腺炎を放置していると、クラミジア・トラコマティスは睾丸(精巣)にまで感染を拡大します。睾丸の周囲には、精子を貯めるタンクの役割をしている副睾丸(精巣上体)があります。
この副睾丸でクラミジア・トラコマティスが増殖すると、副睾丸炎(精巣上体炎)になります。副睾丸炎になると、睾丸が腫れるといった症状が発症します。
この症状を放置すると、最悪の場合、男性不妊にもつながるので注意しましょう。
男性のクラミジアの治療方法
クラミジアの治療は、抗生物質を服用することによって行います。代表的なクラミジア治療薬としては、ジスロマックがあります。有効成分アジスロマイシンを含有する抗生物質ですね。
ジスロマックは、クラミジア感染症の第一選択薬となっているため、クリニックでも処方されることが多くなっています。
初期で軽度なクラミジアであれば、ジスロマックを一度飲むだけで完治させることができます。
ジスロマックの殺菌効果は、一度服用すると、1週間から10日間ほども継続します。そのため、毎日飲む必要もなく、手軽に治療することができます。
クリニックでの治療の場合、ジスロマックを服用した日から、3~4週間後ぐらいに再検査を行います。その検査にて陰性と診断されれば、クラミジアの治療は終了となります。
菌の死滅が確認できないと、症状が再発することがあります。なので、きちんと再検査を受けるようにしましょう。
男性のクラミジアで気をつけるべき事
繰り返しになりますが、クラミジアの症状は、他の性感染症と比べても、そこまで重くなることはありません。男性の場合は、「排尿時にちょっと違和感があるなぁ」程度の症状がほとんどです。
我慢すれば耐えられる程度の症状ということですね。そのため、症状に気付いていながらも、治療を開始しない人が多くいるようです。
このような背景もあり、クラミジアは非常に患者数の多い性感染症となっています。
しかし、忘れてはいけないのは、クラミジアの症状は自然治癒するものではないということです。軽い症状だからといって放置をしていると、どんどん悪化していく可能性があるということです。
また、クラミジアに感染すると、HIVなど他の性感染症になるリスクも増加します。
なので、軽い症状だからといって侮ることなく、クラミジアの感染に気づいたら、すぐに治療を開始するようにしましょう。
まとめ:クラミジアに気づいたら、ジスロマックで治療を
クラミジアは、若い世代の女性の間で広まっている性感染症です。一説によると、セックスの経験のある高校生女子の実に13%の人がクラミジアに感染しているとのことです。
他の性病と比べて、クラミジアがここまで広く感染が拡大している理由は、感染した人がきちんと治療をしていないからです。他の性感染症と比べると、症状がそこまでひどくはならないのがクラミジアです。
そのため、多くの人が感染に気づかなかったり、感染に気づいても放置してしまいます。クラミジアは自然治癒を見込むことのできない性感染症です。
そのため、クラミジアの感染に気づいたら、すみやかにジスロマックなどの抗生物質にて治療する必要があります。ジスロマックは、街中のクリニックや海外通販で手軽に購入することがでできます。
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