本記事では、風俗などの性行為をともなう場面以外で性病に感染してしまうケースについてまとめていきます。何らかの理由で、性病感染者の体液に触れてしまう場においては、性病に感染してしまうことがあります。なので、「性病になった=風俗にいった」というわけではありません。
風俗などの性行為がともなう場以外で性病に感染する確率があるのは、以下のような場面です。
- 公衆トイレ
- 公衆浴場
- プール
- ピアスの穴あけや刺青の刺入
これらの場においては、他者の体液や血液に触れることがないように、衛生管理を徹底する必要があります。
目次
性病の理由は必ずしも風俗ではない
パートナーの男性が性病になったことに気づくと、多くの女性は「こいつは風俗に行ったな」と思うことでしょう。実際、性病が蔓延しているのは、風俗業界が中心です。クラミジアやヘルペス、梅毒や淋病などは、風俗業界を中心に感染が拡大している性病となります。
その意味で、パートナーの男性が性病をどこからかもらってきた場合、その原因が風俗である可能性は大いにあります。
しかし、忘れてはいけないのは、性病の感染の原因は、必ずしも風俗によるものであるとは限らないということです。風俗以外の場から性病をもらってきてしまう可能性もゼロではありません。
性行為がなくとも性病になる
性病というのは、性行為などの粘膜接触によって感染が拡大していきます。ここで言う性行為とは、通常のセックス以外にもオーラスセックスやアナルセックス、素股プレイなどを含むものです。その意味では、風俗店における性病の感染に関しては納得のいくものです。
しかし、このような他者との粘膜接触がなくとも性病に感染してしまうこともあります。性行為をともなわない日常生活において、性病に感染してしまう可能性もゼロではないということですね。以下に、日常生活における性病感染の代表例をまとめていきます。
公衆トイレでの性病感染
風俗でのプレイ以外の場における性病感染として男性に多いのは、公衆トイレの使用によるものです。
男性ならば心当たりがあると思いますが、大便器に腰掛ける場合、ペニスの先が便器の内側に付着することがあります。その接触を通じて、性病となってしまうことは少なくはないそうです。
自分の前に便器を使用していた人が何らかの性病だった場合、その男性の性器も同じように便器の内側に付着します。その場合、その便器の内側には性病の細菌が居残る可能性があります。
それが原因となって、性病に感染してしまうということですね。不衛生な公衆トイレでは割とよくあることとのことです。
予防のためにアルコール消毒を
この公衆トイレにおける性病感染を予防するのに大事なことは、事前に便器をアルコールで消毒することです。公衆トイレには、便器を拭くための消毒液が用意されていることがありますね。あれを用いて、トイレットペーパーで便器を軽く磨くことを習慣づけましょう。
公衆トイレの利用前にこの一手間をするだけで、余計な性病感染のリスクを取り払うことが出来ます。ただ、全てのトイレに消毒用アルコールが備え付けられているわけではありません。なので、出来ることならば、携帯用のアルコール消毒スプレーを持ち歩くのがベストになります。
パートナーの性病は必ずしも風俗ではない
この公衆トイレにおける性病感染の事例からも分かるように、性病が移ってしまった原因というのは、必ずしも風俗店における性行為であるとは限りません。なので、もしパートナーが見に覚えのない性病にかかったとしても、頭ごなしに風俗店の利用を問い詰めることは止めましょう。
公衆トイレの利用などの日常生活の何気ない場においても、性病に感染してしまう可能性はあるということです。パートナーの性病が発覚すると、風俗店の利用や浮気や不倫などを疑う場合が多いかと思いますが、それは思い過ごしである確率もゼロではないということです。
風俗以外での性病感染
前述の公衆トイレの事例からも分かるように、性病に感染するのは何も風俗店などの性行為を行う場に限ったことではありません。日常生活の何気ない一コマにおいても、性病に感染してしまう可能性はあります。以下に公衆トイレ以外の性病に感染する可能性のある場面をまとめます。
どのような場において性病に感染してしまうのかということを理解しておけば、そのような性病になってしまいやすいシチュエーションを事前に回避することができます。
「性病なんて自分に関係ないや」などとは思わず、日常生活における性病感染のについて理解を深めておくようにしましょう。
せきやくしゃみのしぶき
喉に性病が感染している場合、その人のせきやくしゃみのしぶきには、性病の細菌が含まれている場合があります。その場合、そのしぶきが他者の口や目に入ってしまうことで、性病が移ってしまう可能性があります。いわゆる飛沫感染とよばれるものですね。
なので、当たり前のことですが、他者がせきやくしゃみをしているときは、その周囲には近寄らないようにしましょう。また、もし自分が喉の性感染症にかかっている場合には、他者への飛沫感染を防ぐという意味でも、マスクの着用をするようにしましょう。
ピアスの穴あけや刺青の刺入
B型肝炎ウィルスなどは、血液を介して感染が拡大するものです。これら血液感染をする性病の場合は、ピアスの穴あけや刺青の針などの使い回しによって、他者に感染が広まっていくことがあります。これは、針の消毒が不十分だったために起こるものですね。
きちんとして医療機関で施術を受ければ、まず針の使い回しによる性病への感染は起こりません。
不衛生な場でのピアスの穴あけや刺青の刺入などの場合は、針の消毒などの衛生管理を十分に徹底することが必要になります。覚せい剤の回しうちによるエイズの被害拡大と同じようなものですね。
タオルや下着の共有
性病に感染してる人が利用したタオルや下着に触れることによって、他者に性病が広まっていくこともあります。なので、公共浴場やプールなどでは、他者が使った後の湿ったタオルなどを不必要に触ることはやめましょう。そのタオルに性病の原因菌が付着している場合があります。
また、同様の理由で、公共浴場の洗い場の椅子なども要注意です。先の利用者の細菌が残っている可能性がゼロではありません。
なので、自分が使う前には、きちんと水で椅子を流し、清潔な状態にしてから座るようにしましょう。これらを徹底することが、余計な性病感染のリスクの払拭につながります。
まとめ:風俗以外でも性病になることはある
性病というと、どうしても風俗店や浮気・不倫などの他者との感染するものだというイメージがあると思います。これは間違いではありません。しかし、忘れてはいけないことは、性行為をともなわない日常生活からも性病に感染してしまうことがあるということです。
日常生活における性病感染は、何らかの理由で感染者の体液に接触することによって発生するものです。どのような場面で感染しやすいかを理解しておけば、余計な性病感染のリスクをあらかじめ避けることができます。日頃から衛生管理は徹底しておくようにしましょう。
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