本記事ではB型肝炎にまつわる失敗談を紹介していきます。日本人であれば誰でもB型肝炎に感染する可能性はあります。
不特定多数とコンドームなしのセックスをしている場合は、特に注意が必要です。知らずのうちにB型肝炎に感染しているかもしれません。
大人になってからのB型肝炎の感染は、そのほとんどが感染者とのセックスによるものです。B型肝炎の感染を予防するためにも、よく知らない相手とセックスをするときにはコンドームの着用を徹底するようにしましょう。
目次
B型肝炎には年間約10,000人の新規感染者が…
淋病や梅毒といったよく知られている性感染症と比べると、B型肝炎はあまり知名度の高い病気ではありません。
しかし、B型肝炎は日本国内だけでも年間10,000人程度の新規感染者がいる病気です。日本人であれば、B型肝炎に感染する確率はゼロではありません。
- コンドームの着用をしないセックス
- 不特定多数とのランダムなセックス
こういったタイプの性生活を送っていると、知らずのうちにB型肝炎になってしまう可能性もあります。事前にB型肝炎に関する知識を身につけて予防することが大事です。
B型肝炎は世界的にメジャーな感染症
セックスによるB型肝炎への感染は日本ではあまり知られていません。しかし、世界的に見ればB型肝炎はかなりメジャーな感染症です。
B型肝炎の感染者の総数は、全世界で3億5,000万人以上もいるとされています。また、東南アジアやアフリカの一部の国では、人口の8%以上がB型肝炎に感染しているとのことです。
また、大人になってからB型肝炎に感染した場合は、自覚症状がなく自分の感染に気づかない場合もあります。そういった人を換算すると、日本国内だけでも約150万人ほどがB型肝炎にかかっているとされています。
日本人の100人に1人はB型肝炎かもしれないということですね。
大人の場合はセックスで感染が広がっていく
子どもがB型肝炎に感染する場合には、母子感染が一般的です。B型肝炎感染者の母親から子どもに感染してしまうというものですね。
一方、大人になってからB型肝炎に感染する場合は、セックスによる感染がほとんどとなっています。コンドームを使用しないで不特定多数とセックスをしていると、B型肝炎に感染する確率も跳ね上がってしまいます。
なので、素性のわからない相手とセックスをするときには、避妊目的以外の意味でも、コンドームの着用を徹底するようにしましょう。
悪化すると劇症肝炎で死んでしまうことも
大人になってから感染しても、感染者の大部分(7割~8割)は自覚症状もなく自然治癒してしまうようです。
一方、残りの2割~3割の人は、急性肝炎を発症してしまいます。さらにそのうちの一握りの人は、劇症肝炎を発症し死んでしまうこともあるようです。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 吐き気
- 黄疸
こういった症状がある場合は、B型肝炎に感染したことによる急性肝炎である可能性があります。心当たりがある場合には、最寄りの専門医のもとを受診するようにしましょう。重症化しなければB型肝炎の治療は難しくはありません。
B型肝炎は慢性化することもある
6ヶ月以上にわたってB型肝炎のウィルスが体内にすみついてしまうと、B型肝炎が慢性化することがあります。慢性肝炎になると、日常的に疲れやだるさを感じやすくなります。軽度の症状にはなりますが、油断は禁物です。
慢性化したB型肝炎を数年から数十年ほど放置したままでいると、肝硬変や肝細胞がんに進展することもあるようです。重症化するとそれだけ治療も大変になってしまいます。そうなる前に早期の段階でB型肝炎の治療を受けることが大事です。
B型肝炎の失敗談
東南アジアやアフリカの国と比べると、日本国内にはそこまでB型肝炎の感染者がいるわけではありません。それでも、年間で10,000人ほどの新規感染者がいる性感染症です。いつ自分が感染してしまうかも分かりません。
ネット上では、B型肝炎にまつわる体験談が投稿されています。以下にその一部をご紹介します。
B型肝炎に感染する人は特別な人ではありません。普通に日本に生きていれば誰でも感染する可能性のあるものです。他人事だと思わないようにしましょう。
昔付き合っていた人にB型肝炎を打ち明けられた
先日、昔付き合っていた彼女と街で偶然再開しました。その時に彼女からずっとB型肝炎であったことを打ち明けられました。
彼女とはコンドームを着用せずにセックスをしたことも何度もあったので、自分も感染しているのではとあわててB型肝炎の検査を受けにいきました。
私は今、別の女性と結婚しています。なので、「もしかしたら自分がB型肝炎かもしれない」ということを伝え、妻にも検査にいってもらいました。
結果、幸いにも二人とも陰性だったのでよかったのですが、あまりに突然のことでかなりひやっとしました。
同性愛者(ゲイ)でB型肝炎に感染した
今、私はB型肝炎に感染しており、入院して治療を行っています。私はゲイで過去には不特定多数の男性と奔放にセックスをしていたこともありました。コンドームもほとんど着用していませんでした。
その当時のセックス相手の誰かからB型肝炎をうつされてしまったのだと思います。
不幸中の幸い?にもHIVの感染は陰性でしたが、まさか自分がB型肝炎に感染するとは夢にも思っていませんでした。
今さらですが、セーフセックスの大切さを身にしみて感じています。ちょっと調べてみると、ゲイの場合はB型肝炎に感染する確率も高くなるようですね。
B型肝炎の感染者とセックスをしてしまった
過去にお付き合いしてた男性がB型肝炎でした。その当時はB型肝炎に関する知識もあまりなかったため、「この肝炎は感染しないから」という彼の言葉を信じてセックスも普通にしてしまっていました。コンドームの着用は徹底していましたが。
今になってから「もしかしたら自分もB型肝炎に感染してしまっているんじゃないか」という思いで不安になっています。健康診断での肝臓の数値には毎回ビクビクしています。
コンドームをしていても感染することはあるようなので、今度、より精密な検査ができる肝臓の専門医を受診したいと思います。
まとめ:知らずのうちにB型肝炎に感染しているかも
日本国内には150万を超えるB型肝炎の患者がいるとされています。そのうちの大部分は、自覚症状もなく自分の感染に気づいていない人です。
セックスによって感染拡大していくので、B型肝炎は誰にでも感染の可能性がある病気であるといえるでしょう。
本記事で紹介した失敗談からも分かるように、知らずのうちにB型肝炎の感染者とセックスをしてしまっている場合もあります。
もし、身体にB型肝炎の症状と思われる何らかの不調を感じたときには、すぐに性病クリニックで検査を受けるようにしましょう。
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